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新潟ハーフマラソン [フォトラン]

新潟市にまた新しいマラソン大会が誕生しました。新潟田んぼマラソン・・・じゃなかった「新潟ハーフマラソン」です。
第1回開催ということで「チームつるかめ」からも多数のランナーが参加しました。地元大会ですからねー。

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会場は新潟市の「デンカビッグスワンスタジアム」です。なかなか入る機会がないので、入るとちょっとテンション上がります。やっぱり入るとデカいですね。

自宅からスタートラインまで最短距離の大会ですが、足の故障が相変わらずのため、ウォーミングアップを兼ねて走って会場入りも考えていましたが、駐車場がタダだったので素直に車で来ました。まぁマラソン大会で駐車料金を取る大会なんて、そうそうありませんが。これまで沢山の大会に出てきましたが、駐車料金なんて取られたことないですよ。
故障と言えば、大会のエントリーが始まった11月の頃は3月の終わりならとっくに足も治っているだろうし、第1回記念に自己ベスト狙ってみるのもいいかなーと。自己目標を立てたのですが、結局足は治らず。目標設定でBブロックスタートに割り振られてしまって、申し訳ないのでBブロックの一番後ろに並びました。

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午前8時、スタートです。
朝早いです。地元大会なのに、どこかに遠征するみたいな時間に起床しました。それはともかく。

故障中の身なので、今回はキロ6分程度でゆるゆる走って、2時間ちょっとで完走できればーというプランです。ただ、ずっと距離を走れておらずハーフを走るのは1月の十日町での大会以来ですから、いつどこでトラブルが起こるかわからない不安を抱えています。

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同じくBブロックスタートだった「つるかめ」メンバーとスタートはしたんですが、自分の足の調子がわからないので、とりあえず自分のペースで走ることにしてB組より先行。

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「亀ジャス」こと「イオン新潟南」前は片側車線規制。祝日にこんな道路でマラソン大会なんて、通行車両はたまったもんじゃないのでは?と思ったけれど、朝早いせいか、土日祝日の日中は俺は絶対に近寄らないことにしている道路ですが、ガラガラでした。

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参加者は多いものの、さほど渋滞は気にならない、かな。自分に飛ばす気がないのもあるかもしれませんが。
亀田早通には母と、たまたま帰省していた弟が沿道に応援に出てくれていました。しばし路肩に立ち止まって歓談。急ぐ気なし。

ここから追いついてきたBスタート組に合流。ペースを合わせてワイワイ楽しく。

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見慣れた場所ですが、マラソン大会で走るとそれなりに新鮮です。

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レンジャーも応援に出ていました。100均仮装か江南戦隊かわかりませんでしたが。

B組メンバーにも、だんだんとペースにばらつきが出てきました。ペースはキロ6分よりちょっと早いかなというくらい。俺も先行していく2人にこれ以上は無理についていくのは、やめとくかーとここからはマイペースで走ることにしました。

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「デンカビッグスワン」をスタートし、周辺の田んぼをぐるっと回って帰ってくるコース設定。見えるものは田んぼしかありません。これが田植えの頃や、稲穂が揺れる時期なら、「新潟の風景」として楽しめるんでしょうけど、まだまだ冬の、なんもない田んぼ。

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幸いなことに、故障している箇所に痛みもなく、まぁまぁいいペースで走れていたのですが、なんだか終盤に来て腹が減ってきました。途中にバナナの置かれたエイドはありましたが、次のバナナはどこかなーと給水所を覗いても水分しかない。う~ん、このままハンガーノックにならないといいんだけど。

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なんて思っていたら、曽野木団地でイチゴを配っていました。おおお!
1個食べて、1つ差し出されたのでありがたくもう1つ。これで回復しました。テンションもあがりました。
これで一気にゴールまで行くぜー!とペースアップ。

応援団長が沿道に立っていて、先行しているB組の2人が行ったばかりと教えてもらう。目を凝らすとそれらしいチームTシャツが視線の先に見えた。おっしゃ。まずはあそこまで追いつくぜー。

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というところで「ごせん紅葉マラソン」のミニオンさんが、応援に駆けつけてくれていました。ミニオンさんありがとう、今年はいわきでご一緒できなくてスミマセン。
ちょうど先行していた2人がミニオンさんと記念撮影を始めたので、そこに割って入って合流。ここからは3人でのランに。

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日本海沿岸自動車道の側道。コースは残り数キロだが、とにかく殺風景な大会です。
高速道路の側道ということで、数キロ続くストレートという面白くないエリアなので、おしゃべりしながらの楽しいランニング。

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スポーツ公園に帰ってきました。
高速道路の側道に入った頃から、俺はもう止まったら走れなくなる感がありましたが、つるかめメンバーのふたりに引っ張ってもらう感じで走ってきました。ひとりだったら苦しかったろうなぁ。

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「エコスタ」を抜け「ビッグスワン」へ。マラソン大会に日本酒の幟ってのもある意味新潟らしいかも。

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その辺から、スワン内のトラックに入るのかと思いきや、ぐるーっと外周を回っています。って、このまま行くと坂だぜ。もしかしてこの超ドフラッとなコースで、ここが最大のアップダウンでは!?

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スタジアム内に入りました。
なんだかこの瞬間、とても気持ちが良かった。
気持ちよさのあまり、ここまで引っ張ってもらった2人をラストスパートで振り切って一人先行する。なんてやつだ。

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そしてゴール。
トラブルなく無事に完走することができました。さすがに現状では2時間は切れないけれど、記念すべき第1回大会を楽しく気持ちよく走れたから、故障中だけどこれはこれで良かったかな。

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屋内トラックで、参加賞のフィニッシャータオルとおにぎり、パンをもらうのだが、この列がなかなか進まない。汗冷えしてきてつらかった。バスタオルがあったからなんとか耐えたけど。ここもうちょっとスムーズに流れるといいですね。

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「チームつるかめ」も全員、完走することができました。
第1回大会に出るとそこかしこでトラブルに当たったりしますが、この大会はトラブルらしいトラブルは見えなかったですね。一部、給水所でコップが足りなかったりしたそうですが。
これでもうちょっと開催時間が遅くなると嬉しいんだけどなぁ。


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越後雪獅子祭 [フォトラン]

1月に体調を崩してから、ほぼノーラン。まだ本調子には程遠いものの、ここから動き出そうと、行ってきました下田村。
「WINTER TRAIL GAMES 越後雪獅子祭」の「スノーシューカップ三条大会」に2年ぶりの参加をしてきました。

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ようやく今シーズン、初めて履けたマイスノーシュー。
今更講習会に出るのも何だったので、会場である。「Snowpeak Headquarters」の周辺をウロウロと準備運動がてら歩き回ってました。
開会式も出なくていいやー、とウロウロしていたのですが、スタート時間を間違えていたようで、ウロウロしていることに飽きてくる。かといってあまり遠くまで行ってしまって疲れてもしょうがないしなぁ。

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スタート直前から吹雪に。
今回は体調不良というか、まったく運動していなかったのもあって、ショートの部にしようかと思ったのですが、いやいや、そんなこと言って絶対あとでロングにしておけばよかったー!って言うに決まっているって、と思ってコースを2周するロングの部(6㎞)にエントリーしました。

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スタートしたはいいが、吹雪いているわ、メガネは曇ってくるわで、全然、前が見えません。
調子よくスタートしたものの、即ズルズルと後退。なんせ見えなくて。

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や、やっぱり運動不足が効いてますね。まったく体がついてきません。
前の人についていくのがやっとやっとの状況です。

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幸いなことに、吹雪はすぐに収まり、空模様は落ち着いてきました。
が、俺の調子は相変わらずで、かろうじて前に誰か見えるものの、後ろを振り返ると誰もいない・・・・・・
あれ?もしかして最下位ですか!?

登りではすぐに息が上がり、下りも足が全然踏ん張れず、平らなところもちっとも走れない。ううう、さすがに今回はショートが正解だっただろうか・・・・・・
2年前は、終盤でゴルフ場のフェアウェイにあがり、わりと平らだった記憶があるのですが、今年からか、去年からかその周りの林の中をいつまでも行くコースに変わり、ううう、ちっとも走れねぇ・・・と思い体で進む。

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やっとゴルフ場に上がってきた頃、スタートした時の吹雪がウソのように、青空が広がってきました。
ここにきてやっと体が温まってきたのか、ようやく走れるように。

そして2周目に突入。

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もう、ずいぶん前にランナーが一人見えるだけで、振り返っても開けているのに後続が見えない。
やはり俺が最後尾か!?

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せっかくの青空も、そんなに大きな雲の切れ間ではなく、すでに次の重たそうな雲が迫ってきています。ああ、2周目が終わるまではもってくれー!

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そんな願いもむなしく、再び雪が降りだす。

相変わらず登りは途中ですぐに息が切れるが、どうにか下りは駆け下りれるようになり、平らなところは早歩きくらい。途中でスイーパーをしていた銀のねこさんに会い「今日だめっす、全然走れないっす、最後尾っす」とひとしきり愚痴る。あ、でも楽しいっす。

そうなんですよね。体は全然動かないのだけれど、スノーシューで歩き回っているの楽しいんですよね。やっぱりロングにして正解だったと思っていました。ただただ体が重いけれど、これはもうしょうがない。

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降り出した雪もすぐに収まり、林の中から見上げる青空と、陽光が気持ちいいこと。

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無事に林を抜けるところまできて一安心。あとは開けたところを走っていくだけ。こうなると体は重くても終わるのがもったいなく思えてきます。

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最後にスタートで下った劇坂を上り、トレイルランナーズ代表の松永さんにハイタッチしてゴール。
なお、ずっと最下位だと思っていたのですが、俺がゴールしてしばらくしてからもう一人、ロングの参加者がゴールしたようです。調べてみたら部門では最下位でしたが総合で見ると最下位を逃れたようでした・・・

「越後雪獅子祭」の「雪があるから、山があるから、自然があるから、私たちは、遊べる!」という言葉に賛同しております。
おりますが、今シーズンはとにかく体調が悪くて、雪遊びできていません。
とりあえず「越後雪獅子祭」のあと、弥彦山でスノーシューしましたが。

※大会開催時は体調不良明けでしたが、ここを書いている現在は回復し、調子も出てきております。

今シーズン唯一の「スノーシューカップ」だったので出ることができて良かったです。なお、翌日にスノーシュー無しで雪上を走る「スノーランカップ」が同会場で開催されたのですが、前日の疲労で動くことが出来ずに参加できませんでした。

次の大会は未定です。エントリーはしているんですが、出られるんだか出られないんだか。

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十日町新雪ジョギングマラソン [フォトラン]

今年の初ランは2度目の参加となる「十日町新雪ジョギングマラソン」になりました。
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正月早々、十日町まで来てマラソン大会って感じもしますが。
「ジョギングマラソン」ということで、参加案内にも「ジョギングマラソンなので、無理をしないでください」と書かれています。これはきっと積雪がある状況を考えてのことだと思いますが。

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なのですが、今年も雪のない新雪マラソンとなりました。
雪の中を走りたいとエントリーしているのに、これでは何をしに来ているのか目的を見失ってしまいます。
え?路面に雪ないの?ガッカリ・・・・・・
こればかりは自然のことなので仕方ありませんが。

今年も「チームつるかめ」メンバーで参加しました。総勢5人でスタート時から一緒にラン。
俺は相変わらず距離を走れないし、ペースも上げられないので、どんどん先に行くメンバーを見送る。

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コースは6㎞過ぎあたりから、登り区間へ。まぁこのくらいの登りなら、ゆっくり登っていく分には問題ないので、淡々と登ります。
雪があったら大変なんでしょうけど。

折り返し地点まで淡々と登り、折り返してから、足の調子が良かったので下りを利用して加速開始。

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沿道には、パンフレットで氏名を確認して、名前で声援を送ってくれるかたも。ありがとうございます。

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どんどん駆け下ります。時計に表示されるラップタイムも5分台前半とか、最近走っていないペースです。時に5分を切ることも・・・・・・飛ばしすぎ。
しかし、長い下り坂を下りきる頃になると、痛めている右足首に違和感が。飛ばすのはここまでか。ということでペースを落とす。

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残り5㎞からは、大変なアップダウンで。山に登っていくよりも、この最後の5㎞の方がよっぽど辛い。
ペースを落としたというか、まったく上げられなくなったとも言いますが。

声援に手を挙げて応えながら、とにかく我慢、我慢で走る。

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スタート、ゴール会場となっている十日町中学校が見えてきました。昨年はスタートゲートを再びくぐったのですが、今年はすでに片づけられていました。

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校舎に飛び込むフィニッシュゲートは今年も健在。
記録は2時間1分でした。昨年より10分近く遅いです。足の故障で全然走りこめていないから仕方ないですね。元々、雪の中を走る大会なので、最初から記録狙いでないのもありますが。

来年は雪あるんだろうか?続けて雪がないと毎年事前エントリーしているのを、当日エントリーにしようかな~と考えてしまいますね。走りやすい天候に恵まれて嬉しくないという。


最後に今年も弟一家が応援に駆けつけてくれました。正月早々からありがとうございました。

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リザルト2016 [フォトラン]

2016年のマラソンを振り返る。
毎年恒例となっています、俺が後で「どうだったっけ~?」と振り返るのに便利なだけの、
振り返りを口実とした当ブログ大会レポへのリンク集です。

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今年も沢山のマラソン大会に参加して、楽しんできました。いつものように数が多いので、前置きは短くちゃっちゃとリンクを貼っていきたいと思います。ブログの移転により前ブログの「4T」に跳ぶ場合があります。

正月からマラソン大会。雪の中走りたかったのにまさかの雪なし。
「第37回 十日町新雪ジョギングマラソン」
http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-01-05
ハーフ 1時間53分

今年は日程の都合がつかず唯一の参戦。
「スノーシューカップ 胎内大会」
http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-02-02
ロングの部(7㎞) 1時間1分24

初めて「つるかめ」メンバーで行った
「第7回 いわきサンシャインマラソン」
その1 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-02-16
その2 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-02-17
42.195㎞ 4時間14分

念願の参加。ウルトラその1。
「第12回 伊豆大島ウルトラランニング」
その1 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-03-31
その2 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-01
その3 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-03
その4 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-04
100㎞ 13時間12分

100㎞の翌週だけど記念大会なら出たいな~
「第30回 笹川流れマラソン」
http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-04
10㎞ 59分40

リベンジを目指して。ウルトラその2。
「第26回 チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」
その1 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27
その2 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-04-30
FUJI 5 LAKES(118km) 106㎞地点DNF

ウルトラの5日後だけどもうすでに年中行事。今年で6回目。
「第29回 信濃川河岸段丘ウォーク」
http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-05-08
津南50㎞ 9時間5分

「チームつるかめ」7回目の挑戦。
「丘陵公園リレーマラソン」
http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-05-24
42.195kmリレー(1周2km×21周)

初のウルトラ距離トレイルラン。
「越後カントリートレイル」
その1 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-06-22
その2 http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-06-23
50㎞トレイル 9時間9分

中越沖地震の仮設住宅跡地をめぐる。ウルトラその3。
「忘れないぞ中越沖地震100kmマラソン」
http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-07-21
100㎞ 14時間33分(タイムではなく巡ることが趣旨の大会のため総行動時間)

ついに赤ゼッケンに挑む。
「第30回 浦佐温泉耐久山岳マラソン」
http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-16
2周の部(フルマラソン) 5時間45分

2回目の挑戦。ウルトラその4。
「第11回 佐渡島一周エコ・ジャーニー ウルトラ遠足208㎞」
その1 http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-29
その2 http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-30
その3 http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02
その4 http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04
その5 http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-06
208㎞ 45時間30分

12345678・・・・・・ウルトラその5。
「第11回 えちごくびき野100㎞マラソン」
http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-17
100㎞ 13時間24分

今年は「大河ドラマの赤い人」
「第8回 ごせん紅葉マラソン」
http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-11-23
ハーフ DNF

2016ラストラン。
「第19回 あづま荒川クロスカントリー大会」
http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-12-22
13㎞ 1時間16分

という全15大会でした。今年はロード率が高かったかな。

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ウルトラマラソンに5大会挑戦。ECTも入れれば6大会。富士五湖は昨年に続き途中失格になってしまいましたが、ようやく100㎞を完全完走できるようになったりと、結果はそれなりに満足できたかな。佐渡一周にふたたび挑戦できたのも嬉しかったです。

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マラソンではありませんが、トレーニングも兼ねてやっている登山でも、今年は富士山に麓(馬返)から登って登頂することができました。
もっと登りたい山はたくさんあったのですが、どうしても優先順位を付けざるを得なくなり、登山の機会を減らしてしまいました。

マラソン大会以外でも、長岡市から新潟市まで走ってくるという挑戦(55㎞)をやったり (http://hasekururu5th.blog.so-net.ne.jp/2016-06-25
、弥彦スカイラインやら、岩室林道やら、にも挑戦してきました。来年も何か面白いことができたらなと思います。

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トレーニング、大会参加トータルでの年間走行距離は、2,832㎞になりました。まだ1日ありますが、そんなに数字は稼げないと思いますので発表。昨年は2,163㎞でしたので大幅増です。春にウルトラマラソンを連戦で入れてしまい真冬に走りこんだのが増えた一番の要因かな。小雪で走りやすかったし。逆に、10月以降は足の痛みのために休養を宣言しほとんど走らず、数年続いていた最低月間100㎞を達成できなかったりもしました。それがなければ3,000㎞いけたかもしれませんね。


さて、来年ですが、すでにFacebook上では発表しているのですが、生活が安定するまで暫くの間、ウルトラマラソンへの参戦をお休みすることにしました。自分のメイン種目だと思っているウルトラマラソンですが、スケジュール、金銭的にも負担が大きく、落ち着いて参加できるようになるまで中断し、まずは生活の基盤をしっかり作ることにしました。
とはいえ、マラソンというかランニングをやめるつもりは全くないので、これからも走り続けますし、負担の少ない短い距離のマラソン大会にはこれまで通り参加していきたいと思います。


最後になりましたが、今年も「チームつるかめ」のメンバーには大変お世話になりました。来年も走行会や大会参加にと、おいしいものを食べて回りましょう!
各、マラソン大会の主催者様もお疲れさまでした。
楽しく走ることができました。ありがとうございました。

あづま荒川XC [フォトラン]

今年最後のマラソン大会に選んだのは、福島県福島市で開催される「あづま荒川クロスカントリー」でした。今回で3回目の参加。気分がむいた時にだけエントリーしているのですが、今のところなぜか2年おき・・・・・・
そしてなぜか俺がこの大会にエントリーすると、雪予報になる。初めて参加した時、大雪の峠越えで福島に行ったのは強烈な記憶です。2年前も雪でした。そして、今年もなぜか雪。
仕方なく、今年も峠の雪を警戒して深夜未明に出発。ですが予報に反して風は強かったものの、雪の気配なく福島県に入ることができました。
まぁ猪苗代湖からの土湯峠越えは季節柄雪があってもしかたがない。
会場となる「とうほう・みんなのスタジアム」に着いた時には青空が広がり、雪のないあづま荒川なんて!と感激しながら受付をしました。

ところがです。
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開会式、吾妻山から下りてきたのか、雪が舞い始め、とたんに視界が白く・・・・・・いや、そこまでして、雪に降ってほしいわけじゃ・・・・・・

この大会は受付からスタート時間まで合間が長いので、一旦、車に戻り、着替えたり腹ごしらえしたりしていたのですが、一向にやむ気配のない雪。
やっぱり雪かぁ・・・あきらめてスタート地点に戻りました。

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天は俺を見放さなかった!なんとスタート時間には再び青空が。

午前10時半、フリーの部、スタートです。
フリーってなんだ?という気もしますが、フリーの部はいわゆる「市民マラソン」のような感じで、あとはガチの陸上競技大会で、かなり部門が細分化されて全14部門に分かれていたりします。
で、フリーの部ですが、走る距離は13㎞です。

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スタート場所は「とうほう・みんなのスタジアム」ですが、コースはそこから荒川沿いに続く、クロスカントリーコースを使用します。
基本的には未舗装路ですが、そんなに走りにくい場所はありません。まぁ、普段、競技場のトラックみたいなところでばかり走っている人には悪条件かもしれませんが。

まずは荒川の左岸をせっせと走っていきます。一見すると平坦な道のりなんですが、じつはずっと登っています。俺は3回目だから知っているけど、知らない時は「なんか今日、体が重い、調子悪い?」なんて不安になったこともあります。

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開会式での雪には参りましたが(俺は室内から見ていただけですが)、日差しがまぶしいです。

せっかく福島市まで遠征してきての今年最終戦ですが、あいかわらず足の具合が回復しておらず、しかもほとんど走りに行っていないために、飛ばすようなことはせず、足の具合を見ながらのラン。調子が良ければちょっとペースを上げてみたかったのですが、スタート時からずっと鈍く重い感じ。
もともとこの大会でガシガシ走るつもりもないのですけど。

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いくつかの堤防がある関係上、急な傾斜もあります。

途中で吾妻小富士(という山)が見え、わぁー、ホントに雪のかぶり具合なんて本物の富士山みたいだと感激し、次に林が切れたところで写真を撮ろうと思ったのですが、ま、そんな時って、次のタイミングは来ないんですよね。吾妻小富士は再び雲に覆われてしまいました。

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コースの最上流部にある、荒川大暗渠を渡ります。
雪がなくなったおかげで、滑ることを心配せずに渡ることができました。

ガチな陸上競技大会に見えながら、こんなところを走るので、どうもオモシロ大会なイメージが・・・・・・

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荒川大暗渠を渡って荒川右岸に来ると、コースは下りに変わり、のろのろな俺もペースも上がります。

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一度、荒川を離れて、「四季の里」という施設の円形になっている庭園の外周を走ります。もともと13㎞という半端な距離なので、距離調整ってわけではないんでしょうけど。

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荒川に戻り、今度は下流仮設橋を渡ります。橋という感じはあまりないんですが。仮設なので大会の時だけこうして道を作るのか、常設なのかは不明ですが、常設なら仮設橋というのもおかしいので、やはりわざわざ大会のたびにこうして作るんでしょうか?

荒川を渡ったところで、フリーの部は2周目に入り再び荒川左岸を登っていきます。

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2周目は荒川大暗渠までは行かずに、もう少し下流に作られた上流仮設橋を渡って右岸へ行きます。こちらも仮設というには、結構立派な造りになっています。

右岸に渡ってからは、再び同じコースで下流仮設橋を渡り、そこからスタジアム方面へ。

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「とうほう・みんなのスタジアム」に戻ってきました。

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最後にトラックを半周程。
今年も巨大スクリーンに大写しにしていただけました。たぶん集団で走っていなければ、映してもらえると思います。

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無事にゴールまでたどり着きました。
たかが13㎞かもしれませんが、今の自分には途中で何があるかわからないので、内心、ホッとしました。今の状態で30㎞は厳しいだろうなという実感。今はホント、走れるだけで十分。
そんななのでタイムは過去最遅。下り区間はそれなりに頑張ったりもしてみたんですが、まぁ、やはり全体的に動きが重たかったですね。

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それでも今年最後のマラソン大会を完走証をもらって終われたので、とても満足した気分でした。ひとつ前の大会では完走することができなかったので。

しっかり持って走った豚汁券で、冷えた体を温めて腹も満足。
・・・・・・足は走れるだけで満足だけど、腹は13㎞走ったくらいじゃ空かないけど・・・・・・

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コース上では撮ることをあきらめた吾妻小富士。
駐車場に戻ってくると、なんと姿が見えるではありませんか。車を通過し、よく見える場所を探してウロウロ。何度も行っている吾妻小富士ですが、こうして福島市側から見るのは初めてで感激でした。今年は結局行けなかったのですが、吾妻山の噴火経過レベルも引き下げられたことだし、一切経山もあわせてまた歩きに行きたいなと思います。


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ごせん紅葉マラソン [フォトラン]

ダンボール仮装ランナーのHα-Seです。今年も旧 村松町で開催された「ごせん紅葉マラソン」に参加してきました。

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「ごせん紅葉マラソン」といえば、冷たい雨と強風というイメージで、仮装を制作する時にはダンボールですから雨対策が欠かせないのですが、なんと6年ぶりという快晴となりました。そういえばこの大会に出はじめた頃、いつも眩しい日の出を見ながら村松に向かっていた遠い記憶が・・・・・・

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今年も「チームつるかめ」から参加のランナーは、うににん会長を除いて皆、それぞれ仮装で参加。「コスプレ賞」にエントリーさせていただきました。
俺の今年のダンボールは「大河ドラマの赤い人」です。ダンボール仮装を始めて6年。初めて人間になりましたっ!
ちなみにダンボール歴は「小惑星探査機はやぶさ」→「神楽(獅子舞)」→「梨の妖精」→「イカのダイオウ様」→「モアイ」→「大河ドラマの赤い人」となっております。
なお、今年はネタかぶりが予想されたため、ただの「赤備え」ではなく、大河ドラマのキービジュアルを参考に、「陣羽織」バージョンで作成しました。

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余談ですが、今大会のポスター、パンフレットに俺が載っていました。気づいた時は吹きました・・・その後、新潟市内でも各地でポスターが掲示されていて、見るたびにハハハと笑うしかないっていうか。
コスプレ入賞にかすりもしなかったファーストインパクトのみの「モアイ」でしたが、今大会中「去年モアイでしたー」とどっかのおばちゃんに言ったら「ああ、入賞してたでしょ」と言っていただきました。入賞はしませんでしたが、覚えていただけていただけでも感謝です。ネタに困り果てた挙句の作でしたが1年経ってやっと「やってよかった」と思えました。


他のメンバーは「とりあえず着てみました」(セーラームーン?)と「ピンクのプードル」でした。

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「ピンクのプードル」さん、なんと下まで毛糸のパンツです。
めくるなって・・・・・・載せるなって?いや、そこまで作りこまれていたことをお知らせしたくてですね。

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コスプレ集合写真。今年も多数のコスプレランナーが集まりました。
やっぱりウォーキングとか10kmの参加者がほとんどでしたね。仮装してハーフ走ろうって人は少数なのが残念です。まぁ受付してしまえば、あとは何キロ走ろうが途中でリタイヤしようが、関係ありませんからね。仮装で走りたいというより仮装がしたい人が多いのかもしれません。

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開会式では「火文字」が復活。
今年は「快」でした。今年はちょうどいい火加減で良かったですね。

ハーフの部は9時半スタート。今年も仮装が他のランナーのご迷惑にならないよう、ほぼ最後尾からスタートしました。
「くびき野」で足を痛め、それから1カ月まったく走らずに足を治すことに専念してきました。とてもハーフマラソンを走り切れる足も体力もなかったので、残念ですが今年は最初から途中でバスに回収されるつもりで走りました。せめて5kmは走りたいが・・・・・・
今年は人間型なので仮装の影響は少ないだろうと思っていたのですが、意外と風の抵抗を受ける。おかげで陣羽織がめくり上がり兜を押し上げる。左手で押えながらヨレヨレと走る。久しぶりのランニングなので体もついてこず、やべぇこの調子だと5kmすら怪しい。
振り返れば俺より後ろにいるのは「少年アシベ」のみという状況。それでもどうにか進んでいるうちに、2kmほど走ると次第に体が調子を取り戻してきて、先を行くランナーに追いつき始めました。
対向車線には折り返してきたランナーがきたのでひたすら「ガンバレー!」「ファイトー!」と声援を送りまくっていました。仮装していなきゃ、ここまでやりませんが、仮装しているととにかく全員に声援を送りたくなります。

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走り始めこそ辛かったですが、徐々に調子が上がってきました。1か月前に痛めた足も問題なさそうで、少しずつペースアップ。
ただ6年ぶりの晴天に恵まれた村松。ずっと声を出していると、当然ノドがカラカラに・・・・・給水が欲しいけどない。

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他の「つるかめランナー」も順調に走っています。

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最初の折り返しのとこで、くまくまさんとたなかよさんが応援してくれていました。本調子ではないランだったので話ながら走ることができたおかげで、気が紛れました。いつもダンボールを着ると時計は見えないのでしないのですが、今年は時計が見られるぞとしていったのに手甲がずれて時計の上にかぶさって見えねぇ・・・・・・たなかよさんが言うには、いいペースとのこと。いつもより遅い気がしていましたが、最初の関門は無事に突破できたようです。

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作っている最中は、自分の後姿なんて見ることができません。こうして見ると後ろ姿もうまいことできているじゃないかと。
今年も「真田丸がんばれ!」「幸村がんばれ!」と沿道からのたくさんの声援をいただきました。ありがとうございます。今年は笑える仮装ではありませんでしたが、少しでも楽しんでいただけましたでしょうか?

応援団と別れ、調子よく声援を送りながら走っていましたが、11km過ぎの第2折り返しまで来たところで、体力の限界を感じる。1カ月走らないと体力ってあっという間に落ちるもんですね。あっという間にスタミナ切れ。給水所で「写真撮っていい?」と聞かれ、もちろんどうぞと給水しながら一緒に写真撮ったりと休憩。
体力の限界は感じていたけど、1カ月ぶりのランで気分は良かったし関門にも引っかからないし、行けるところまでは行きたいなと、再スタート。

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陣羽織が上下するので左手でずっと抑えてました。胸が苦しかったわけではありません。おかげで左手に力入らないし、槍を持った右手も親指の付け根にマメが。

どうにかコースの分岐点まで戻ってきました。もういっぱいいっぱいです。応援団が待っていてくれましたが、もー動けんと、その場でしばし休憩。ここでやめることもできたんですが、やっぱりここまで来たしなぁと思い、「せめて次の折り返しまでは行ってきます」と応援団に宣言し、ヨレヨレで再スタート。

ここからゆるーーーーいながーーーーい登りなんですよね。普段なら気にも留めない角度なんだけど、この角度すらツライ。なんとか対向車線に声援を送るものの、むしろ俺がツライ。声援を送ってくれたランナーの皆さんありがとうございました。

つい下を見がちになって、いかんなぁと顔を上げると、快晴の空の下、山々の紅葉がホントに見事で、思わず立ち止まってしまう。ああ、いかんいかんと足を進める。

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一方その頃、陸上競技場では「つるかめランナー」がゴールしていました。写真は藤田うににん会長

そして、その頃、俺はというと・・・・・・

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回収されてました。

第3折り返しに到着。いつもだと「そろそろ関門閉鎖時間です!」という声が聞こえてくるのだけど、今回は静かなもんで。もしかして間に合ったのかな。チョコをもらって、補給補給と立ち止まっていると、スタッフが路上のコーンを回収している。
・・・・・・あ、そういうことですか。もう「制限時間です!」なんて言う時間ですらなかったようで。片づけが始まってたんですね。周辺の状況で悟ってしまいました。
5km走れれば十分と思ってスタートして3kmすら怪しいと思ったのが、結果的に17kmです。制限時間は過ぎてしまいましたが、その距離を走れたことには違いありません。

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ハイ、そういうことですね。「奥でバスが待機してまーす」と。
ここから計測チップを外せば走り続けていいというか、バスに乗らずに自力でゴールまで帰ってもいい。とのことでしたが、今日はもうそんな体力残ってません。今日ある力は全部使い切りました。
なので、途中失格という結果ですが、とても気分が良かったです。

3つ目の折り返しまで来たということは、コース上の全地域には来たことになるんです。俺がなんで仮装してもハーフに出るかっていえば、この大会に協力してくれている地域の皆さんに、見に来て楽しんでもらいたいからです。これが10kmだったりウォーキングだったりすると、競技場の周辺だけで地域をまわれませんから。

なので満足してバスに乗る。1カ月まったく運動してない体でよくやった。

陸上競技場に戻ったら・・・・・・
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あまっちょろいことを言って完走できない奴はこうじゃ~!と会長に成敗される。ギャー!

いや、ウソです。ネタです。

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「コスプレ賞」表彰式。ものすごい人数になってました。

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なんと「ピンクのプードル」さんが7位入賞!おめでとうございます。

口元は工業用のマスクをしていますが、ハーフを走り切る間、給水の時にしか外さなかったとか・・・なんという心肺機能・・・・・・・初の仮装でそこまで手作りすることにも驚いたけど、この晴天下をモコモコのキグルミ状態で完走することにも驚きました。さすがです。

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「第8回 ごせん紅葉マラソン」今年もめいっぱい楽しませていただきました。
沿道の皆さん、スタッフの皆さん、今年もありがとうございました。
また来年もダンボールかぶって遊びに行かせていただきます。


今年も応援団にカメラを預けて撮ってもらいブログで使用しました。俺も今年は手が使えたので古いコンデジを持ち出して何枚か走りながら撮りましたが。
たなかよねえさん、くまくま鬼軍曹さんありがとうございました。


【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】
【OLYMPUS TG-620】
【FUJIFILM FINEPIX Z33 WP】


えちごくびき野 [フォトラン]

今回で3回目の挑戦となった「えちごくびき野100kmマラソン」です。本来なら余裕を持って大会に臨めたはずなのですが、この2週間前が「佐渡一周」でした。それから順調に回復してきていたものの、ランニングを再開し調子に乗って走り過ぎ腰を痛める。どうにか「くびき野」当日までには痛みは引いたものの、ほとんど未調整での現地入りとなってしまいました。
くわえて今年は天気が良くない予報。スタート時の降水量が8mmとか夕方からものすごい風の予報とか・・・・・・
ということで、3回目ですが、今回の目標は「無事に完走」に早々に決まってしまいました。

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あまりに混んでいて、号砲までにリージョンプラザ上越の建物から出られないんじゃないか?と心配になりましたが、どうにか数分前に建物から出てスタートをきることができました。
雨は降っていますが、予報よりはだいぶマシな降り具合です。今回はビニールをかぶってスタートしました。

あれ?赤鬼さんが目の前にいらっしゃいましたね。当日はこの時はまったく気が付きませんでしたが・・・・・・
当日はお世話になりました。

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スタートした時から「チームつるかめ」のnariさんと一緒でした。喋りながら渋滞を避けつつ、水たまりを避けつつして走っていたのですが、2kmほど走ったところですぐに違和感に気がつきました。
腰が、やばい。
くびき野から遡る事1週間ほど前のこと、そろそろトレーニング再開とランニングに出かけたのですが、途中で走れなくなるほど腰が痛くなり、中断してどうにか歩いて帰宅したことがありました。
やばい。また走れなくなるほどの痛みが来たらどうしよう。
せっかくnariさんとスタートしたのですが、ペースを維持できなくなり、みるみるnariさんの背中が遠ざかる。

今年はこれまでか?
腰の具合を探りつつ、とりあえず進めるだけ進む。まっすぐ走っている分にはいいけれど、路面の段差で傾いたりカーブを曲がる時など、刺されているかのように痛みがくる(刺されたことないですけど)

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毎年、目の前から元気をくれた日の出もなく、雨が降り続ける。そんなに気になるほどの降水はなかったけれど。
いつも忘れがちになるが、定期的にストレッチをして筋を伸ばす。いくらかはラクになるような気がする。

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26.2kmのレストエイド。毎年、そばが楽しみなエイドだ。いつ爆発するかわからない爆弾を抱えて走っているようなものなので、メンタル的には最悪な気分だけど、そばは楽しみなのでもちろんいただく。
そばをすすりながらストレッチをしていると、2年前の前回大会で一緒に走った「チームhase」のkimiさんとバッタリ出会う。
最悪な調子のなかで、こうして、ラン友さんと会えるというのは、かなり精神的にプラスだった。
近くでラン友さんが走っているとなると、それだけで力になる。

痛みはあるものの、思ったよりペースはいい感じで走れてきている。しかももう30kmも走っている。
腰は痛いが体力的には余裕を感じる。
けれど、くびき野のコースはここから5つの峠越えが待っている。平地区間は走れているけど、峠の上り下りは今の体調では無理だろうなぁ・・・・・・

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せっせとどうにか進んでいるうちに、先にエイドを出ていたkimiさんに追いついた。腰が痛い旨を話すと「hase君は強いから行けるよ」とありがたい言葉をいただく。しかし、この先の峠越えを考えると、どうなるかわからないので、「いや、まぁ行けるところまで行きます」と返した。
気分的には併走したかったのだけど、今のペースより速く走っても、ペースを落としても腰が痛みを訴えてくるので、ペースを合わせることができず、仕方なく先行する。
この直後、エイドでトイレに寄ったのでおそらくその際に、再び追い抜かれたと思われる。

それにしても3度目ということもあるのだと思うのだけど、前までは走って走ってようやくたどり着いたと思っていたところに、あっという間に着いてしまう。走ること以外考えないで進んでいたのもあるのだろうけど。

とにかく、足を動かすことだけを考えていた。
いにさんしごーろくしちはち、いちにさんしごーろくしちはち・・・・・・・
数を数えてリズムをとりながら、合わせて足を出していく。それしか考えない。

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峠越えに突入した。
腰が痛む。やっぱり登れない・・・走って登るのは無理だが、歩いてでも前に進む。最近、俺はウルトラの最中に歩くと、他の人よりかなり歩くのが遅いという自覚がある。それもあって、歩く、遅くなるからだめだ、前傾になって足を速く前に出して・・・とやっているといつの間にか走っている。早くはないけど。
いちにさんしごーろくしちはち、にーにっさんしごーろくしちはち・・・・・・・

牧のカカシは雨だって今年も健在。元気をいただきました。

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峠の下り。走って下ると痛みが来る。せっかく時間を稼げる区間だけど、ブレーキを掛けるようにゆっくり下る。
下りのコーナーなんて最悪だ。
いだだだだだだだだ・・・・・・

今年のくびき野は耐えるしかない。しかし、この調子ではどこまでもつのやら・・・・・・

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11時53分。どうにか、50.5kmの第2関門「安塚B&G海洋センター」に制限27分前に着く。先回よりも10分ほど遅い到着になる。
まぁ2年前はここでトイレに行ったりトン汁食ったり、かなりゆっくりしたので、(時間を気にしていたなかったのだけど、後から考えるとよくあんなにのんびりしてたなと思う)今回はのんびりしなければいいだけのこと。
トランジットを受け取り、雨で濡れた靴下を交換。トン汁をいただく。
そういえば、痛み止め持ってるよな・・・と思いだし一錠飲むことにする。どれだけ有効かわからないが。

雨は降っていなかった。天気予報では午前中で雨はやみ、午後も降る時間はあるが降水量は多くない予報だった。朝の時点では。
ということで気温も上がり、蒸し暑くなってきたのでこれまでかぶってきたビニールはここで脱ぐことにした。

ムリだと思ったけど2つの峠を越えて50kmまで来たなぁ。次の関門は69km。こうなったら行くしかないね。
そうと決めたら、のんびりはしていられないとエイドを出る。

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痛み止めが効いたようで3つ目の峠は登れる。痛み止めが効いているうちに・・・・・・とせっせと走る。

ビニールを預けてしまったが、やんだと思っていた雨が再び降りだす。しかも先ほどまでよりも強く。ビニールは預けたもののまだ佐渡一周でも活躍したペラペラウインドブレーカーを着ているので、そんなに雨は気にならなかったが、このまま降り続くようだとちょっと心配だ。

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4つ目の峠。
さすがに斜度がツラく、足が上がらなくなってきた。それでも立ち止まるわけにはいかない。
いちにさんしごーろくしちはち、いちにさんしごーろくしちはち・・・・・・
2年前はここもそれなりに走れたんだけどなぁ。先回のくびき野からの2年間でもちろん成長してきた自負はあるが、今回はそれをまったく発揮することができないのがもどかしい。
ただただ進めるだけ進むしかない。

4つ目の峠を登りきり、コースは長い下りに変わる。本来なら峠越えを終えた解放感もあって、気持ちよく駆け下るのだけど、ペースが上がりすぎないようにセーブしつつ、黙々と下る。
楽しいか?と聞かれても、今回は「楽しくない」と答えられる。だけど、途中でやめたくない。完走したい。

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69km関門。閉鎖13分前にたどり着いた。
いい。間に合えばもうなんでもいい。間に合えば進めるのだから。
痛み止めをもう一錠飲む。本来1回2錠のものを、分割して飲んだので、これで本来は1回分。

次の関門は85kmだな。よし、行けるところまで行くぞ。

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オマケの5つ目の峠。これまでの4つの峠より小さいのだけど、ダラダラと長いのが地味に効く峠。
ここをせっせと走って登った。何度も歩きたくなったが、2年前、kimiさんと走った時は、歩かないkimiさんを追ってここを歩かずに登った。
ここを歩かずに走って登りきれば完走できる!
なんというか願掛けのような感じでただただ登った。先ほどkimiさんに会った時の言葉を思い出す。
「hase君は強いから行けるよ」
女性にそんなことを言われて諦めたら男がすたる!!そう気合を入れた。

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どうにかオマケの峠を越え、コースは平地に。下り切ったあたりで頭がボーっと眠くなり、足が止まった。
走らなきゃと思うがまったく足が出ない。あれだ、佐渡一周で眠くなった時の様だ。
路肩で立ち止まった。ボーっとする頭でそういえばポーチに羊羹入れてあった。アミノ酸ゼリーも飲む。
これでなんだか復活した。ハンガーノックだったのかもしれない。

この体の状態でも峠はクリアした。あとはほぼ平地のみ。諦めなければいけるハズだ。
2か所目のトランジットを受け取る頃、残り時間がだいぶ減っていることに気が付く。気が付いたけど、行けると信じて進むしかない。

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いよいよ、柿崎の町が見えてきた。あそこまで行けばあの向こうは海だ。
と、向かい風が強くなる。予報通りに。だけど、予報よりは強い風じゃない。ただただ1~8まで数えながら足を進めた。
諦めた時点で終わりだ。歩いているランナーを見ると歩きたくなる。自分よりペースの遅いランナーを見ると、そのペースでも行けるんじゃないかと思う。
冷静に頭を働かせる。今の時点で時間はギリギリ。進めるだけのペースで進むしかない。早めに着いたならついたでいい、それは後に貯金になるんだから、ギリギリだからってギリギリに着くよりは、早い方がいい。だから余計なことは考えないで進め俺。

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国道8号を渡る信号に着いた。信号待ちストップ。さすがに幹線国道なので青信号に変わるまで行かせてもらえない。関門閉鎖時間は迫っている。焦らず休憩。
信号が変わったら走る。もう関門まで1kmは切っているが、3回目の参加である俺は知っている。この先、関門まで登りなのだ。歩くほどに時間がギリギリになる。

85km関門を閉鎖8分前に通過。間に合った。残り15kmを2時間。
最後のトイレを済ませて、すぐに出発。今の自分には走れていても2時間で15kmはギリギリの時間だ。歩いた時点で終わりだ。
いちにーさんし、ごーろくしちはち、いちにーさんし、ごーろくしちはち・・・・・・
リズム、リズムと余計なことを考えずにとにかく進む。

先回は、海岸線で夕陽を見られたが、今年はすでに日が暮れた後になってしまった。
仕方ない。ゴールできればもうなんでもいい。
再び腰の痛みが現れてきた。あー!マジでか・・・痛み止めはもう一錠あるけど、服用間隔は大丈夫だっけ?
3~4時間開ければいいんだっけ?前に飲んだの何時だ?69kmって何時だった?そんなもん覚えてねーし!
しかし、飲まなければ最後までもたないよな。
どうせ1回2錠のやつの1錠しかないんだ、飲んでしまえ。と90kmあたりのエイドで飲んだ。

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ここにきてまだ関門あんのかよ!と言いたくなる92km最終関門を閉鎖5分前に通過。
あと8kmを1時間5分。ギリギリの戦いはつづく。間に合うか?

ここにきての細かいアップダウンについ足が止まる。ダメだー歩くなー走れー。

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再び国道8号を渡る交差点。もう1分でも惜しいのが本音だけど焦ってもしょうがないと、休憩に頭を切り替える。
渡ってすぐに鉄道の踏切。渡っている途中で警報機が鳴り始めた。ラッキー!引っかからなかった。ツイてる!
運はある。あとは根性だけだ。

あとは平地だけだけど、1km毎にGPS時計に表示されるラップタイムはキロ8~9分のペースだ。俺としてはもうちょっと速く走っている感覚なんだけど、そう思うようには行っていないらしい。間に合うか!?

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最後の数kmは、特設の照明がコースを照らしてくれている。最終エイドを水分だけとって通過。
間に合うか!?
もう歩いているランナーもたくさんいる。だけど俺の計算では、歩いた時点で間に合わない。歩いている人たちは最後にラストスパートするつもりなのかもしれないけれど、今の俺にはもうラストスパートする体力も、足も、腰もないとわかっている。だからとにかく進むしかない。
もういちにーさんし、と数えるのもリズムと足が合わなくなってきている。

98kmを過ぎる。
ここで回収されるなんて4年前の「伝説」の再来は絶対に嫌だ。進め、進め。以前の「野辺山」で制限時間2分前にゴールしたことがある。最後の1分1秒まで諦めなければ、どうにかなる!

やがてGPS時計が100kmを表示した。これまでの誤差からあと残りは800m程。
ここで、やっと安堵した。
完走できる~~~~~~!!!
時間は見てないが。
とたんに泣けてきた。笑えてきた。

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ゴールゲートが見えた。もう笑いしかない。いつもそうだけど、俺はゴールゲートをくぐる時より、見えたところで気分的にはマックスを迎える。
ずっと着ていたペラペラウインドブレーカーを、せっかく「つるかめTシャツ」着てきたんだから、これでゴールしなきゃと、脱いでポケットに突っ込んだ。そんな余裕すら出てきた。

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たくさんの人たち、中学生のボランティアとハイタッチをしながらゴールへ。

どうにかゴール制限時間6分前の、13時間24分で完走することができました。
今回はとにかく、我慢、我慢、我慢、我慢・・・・・・でした。正直、楽しさなんて感じる余裕はありませんでした。おかげで写真も少ない。
でも、今回はなんとしても完走したかったのです。大好きな「えちごくびき野」ですし。
苦しかったけど、コース上で出会えたラン友さんたちがいたこと、コースが全然違う60kmの部に出ていた仲間がいたこと、この日、新潟シティマラソンで「チームつるかめ」の仲間が頑張っていたこと、応援してくれる人たちがいたこと、おかげで完走できましたよ。
やっぱ、最後まで諦めないもんが勝つのよ!
しかし俺は、いったいいつになったら余裕を持って100km走れるようになるんだか・・・・・・

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「えちごくびき野」ってドコ走るんだ?と聞かれても、新潟県民とはいえ上越市の地理に明るくないので、えーと田んぼを走って、峠を5つ越えて、また平野にもどってきてーと、曖昧な説明しかできないので、公式サイトからコースマップを引っ張っておきます。
「えちごくびき野100kmマラソン・コースマップ」http://echigo-joetsu.com/100km/midokoro/index2.html から引用。

完走後、汗だけ流して車へ戻る。さすがに「チームつるかめ」のシティマラソン打ち上げには間に合わなかったか。まぁ2年前も間に合わなくて、今年はそれより遅い完走タイムなんだからしかたないか。
高速道路を走りながら、くびき野の道程を思い出していたら、あまりに辛くてポロポロと涙がこぼれてきた。
そんな俺に「つるかめ」の仲間たちから連絡が。
「会場移って待ってるからね」
なんていい仲間たちでしょう。ありがたや~ありがたや~

100km走って100km(以上)ドライブして、仲間たちの待つ「つぼ八」へ直行しました。



【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


佐渡一周EJ その5 [フォトラン]

その1はこちらから → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-29

160km~
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佐渡の南端、沢崎灯台を通過。といっても灯台までは行かずに、手前で下の道へ下りる。
2年前に出た時は、この辺りからしばらくウェアずれに悩まされ、痛みでどうにもならないという状態が続いたが、2年前の経験を活かし、以来、擦れやすい場所にはテーピングを貼っておくという解消法で、今年はまったくウェアずれの兆候はなかった。
ただ、これは終わってからテーピングを剥がした際に気づいたことですが、2日間汗をかきやすいところに貼りっぱなしにしていると、だいぶ肌が荒れます・・・・・・まぁ、歩くのもままならない擦り傷を作るのと、どっちがマシかって話になってくるのだと思いますが。

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海の向こうにゴールがある場所が見えてきました。正確には向かいの半島の裏側になりますが。
あそこまで残りフルマラソンちょっと。午後3時半前。できれば今日中にゴールしたいが・・・・・・

小さな漁村を走っていると、お姉さん方に声をかけてもらえる。
「どこまで行くの?めおと岩?一周してきた?まだまだあるよ、車で送ってあげようか?」
いやいやいやいや。ここまできたら全部走りたいです。
そんなやりとりを2~3人とした気がします。

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枕状溶岩が広がる海岸線にある「潜岩(通称・きりん岩)」です。
観光用ではない「たらい舟」が漁をしているのが見られました。しかもボートで見られるようなエンジン付きの「たらい舟」そのミスマッチに思わず「カッコイイ!」と吠えてしまいました。

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エイドから漁村がつづくあたりは、せっせと走っていましたが、海から一気に登り、また海まで下りという大きな坂が素浜海岸までに2つ。
その斜度に根を上げてしまいました・・・・・・先回は、ここ走っていた記憶なんですが。せっせと走れていたあたりって意外と記憶にないもので。

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今年も素浜海岸で日没を迎えました。
何もない。海も見えない海岸線のストレート。先回はこの辺りからスイッチが入ったように、普通に走れたのですが、今回は足が上がりませんでした。ただ黙々と歩く。

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2年前、海に沈む夕日を休憩して見るか、走れていたので止まらずに先に進むか葛藤した素浜海岸。
今回は全然走れない状況だったので、ゆっくりと陽が沈むのを見ていることにしました。
うっすらと雲がかかっているので、いい焼け具合は期待できそうにない感じでしたが。

ここで日没だと、先回と同じなら午前2時までかかってしまうなぁ。しかも今年は走れていない。
でもまぁ、ゴールできればいいか。

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そして2夜目が始まる。

先回苦しんだ、西三川からの長い長い上り坂。今回は道がわかっているので安心でしたが、進まない足ではとにかく長い。たぶん佐渡一周でどこが一番大変かと問われると、俺はここだと答える気がする。きっとなんでもない時にはなんでもない坂なのだろうけど。なので「あそこの登りが辛くて」と他の参加者に言ってもきっと「どこだろう?」という顔をされそうな気がする。
今回も一番キツイ状況でこの坂に来てしまった。
坂の途中からは歩道が無くなる。時間的に交通量も多く、ギリギリを車が通過していく。先回、ここで通行車両に全然気が付かれていないと感じたので、今回は、光量の多いヘッドライトに新調してそれを最大輝度で使用し、太めの反射タスキをして安全対策をした。これは効果があったと思う。
ホント、ここのツラさからの装備選択でした。

どうにか坂を終え、海沿いに出たところで、座って休みたくなりバス停で休息。そういえば先回はこの辺りではもうほとんど他の参加者を見ることがなかったけれど、前にもずっと誰かの背中が見えているし、休んでいると後続のランナーに追い抜かれていく。やはり参加者が増えたせいなのかな。

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ほとんど走れない状況。足の痛みはどんどん増している。正直、歩いているのもツライのだけど、立ち止まるわけにもいかない。
そういえば先回は真野の町に入った頃から、スタッフが車で行き来していて「大丈夫?」って声かけてくれたよなー。今年は声かけられたらそこでやめようかな。

真野に入ってから、それまで海沿いだったと道が、若干内陸に入っていく。そのせいか本当にこの道で合っているのだろうか?と不安になりやすいようで、角で立ち止まって地図を確認しているランナーを何人も見かけた。もちろんそんな人を見つけたら道案内をするつもりではいるけど、遠くから「あー、迷ってんのかなぁ?」という姿を見かけても、俺がノロノロとそこに着くころにはもういない感じなので、結局、今回は道案内まったくせず。
俺は、なんとなーく見覚えがある建物の前をいくつか通過しているので、たぶん合っているという認識で進む。先回も暗くなってから通過したので、あまり記憶がない。

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ようやく佐和田にはいって、新しく開通した海沿いのストレートがコースに。2年前はまだ工事してました。一応、これまでの町の中の道路を通ってもいいという説明でしたが、赤色点滅灯付き矢印看板に従うと新しい道路に。
海沿いの道路の方が走りやすいだろうということでした。佐和田の町の中にリポビタンDが買える自販機があったのを覚えていたので、そっちに行くのもいいかと思いましたが、ここまでに2年前はあった自販機が無くなっている(入れ替えられている)ことが何度もあったので、行ってなかったらと考えて結局、海沿いに。

高低差がなく走りやすい海沿いの新しい道。
気が付くとフラフラっとセンターラインの方へ。ん?あれ??
気が付くとさっきまで目の前を走っていたランナーが、ずいぶん先に・・・・・寝てた?
あんなに先行される間、立ったまま寝てたってか。
眠気がピークに近く、そんなことを何度も繰り返す。またその辺で寝るか?
しかし、この時すでに時計は23時を過ぎている。これで目覚めたらとんでもない時間だったりしたら困るな。
そう思うと寝るわけにはいかない。
眠くなったら走る。2年前に学んだ眠気への対抗策。しかし今年は走れない。走れないが眠気に勝つには走るしかない。2夜目も気温が高くペラペラウインドブレーカーを着ているとぽかぽかとあたたかい。
ダメだ!温かいと眠くなる!と脱ぐことにした。脱いだら脱いだで肌寒さを感じるが、眠くなるよりはいい。
意識的に腕をグルグルと大きく回したり、「あー!ストレート長ぇ!」と大き目の声で呟きながら眠気に抗う。

ようやく長い長いストレートを抜け沢根を過ぎたころ、走行距離は200kmを超える。日付もまたぎカレンダーで言えば3日目ということになる。
ちなみに今年は1度もスタッフの車は来なかった。2年前はたまたまリタイヤする人を回収していたのかはわからないが(※基本的にはリタイヤしたら自力で公共交通機関等を使って会場に戻ってくるように言われます)
真野や佐和田のあたりでは、もう今年はここまででいいや、もうやめようと思ったが、ここまで来たら意地でも制限時間内にゴールまで行こうと、眠気と戦う脳みそで決めていた。

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暗くてなんだかわからないが「相川火力発電所」前。
残り8kmだが、この最後の半島がなかなかの難所だ。眠気は相変わらず、気が付くと立ったまま寝ている。
二見港を過ぎると、外灯のまったくない暗い急坂が待っている。ああ、2年間もこんなところ登ったなぁ。先を行くランナーも後続も、二見あたりからパッタリといなくなった。風が木を揺らす音だけが聞こえる山の中をひとりいく。
眠気に抗えず、抗うために走ることもできず、寝ている。

何度も寝ながらようやく登りきって集落があるあたりまでたどり着いた頃、後続のランナーが来た。ひとりであの道怖くなかったですか?とか軽く喋った気がするのだけど、あまり覚えていない。ここからはその女性2人組の背中を追いかけながら進む。
追いついてはいつの間にか立ち寝して離れ、離れてはあとちょっとだしとどうにか走って背中が近くなる。
をひたすら繰り返す。
集落があるところまでくれば、ゴールはすぐだったと思うのだけど、なかなか着かない。何度も寝ているせいだと思いますが。

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まだか?まだ着かないのか??限界に近い眠気に襲われながら進んで、ようやく佐渡一周を達成して、スタート地点である「ホテルめおと」に帰ってきた。

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ゴールは階段を上がってホテルのロビー。

午前3時半。45時間と29分での完走でした(自分の腕時計での計測)。
2年前より当然早くゴールできるだろうと後泊も申し込んでいたのに、結局、全然走ることができずに1時間20分も遅い到着になってしまいました。
しかし2日目に入ってからずっと、痛む足で歩くことすら苦痛でもうやめようかと何度も思ったのを、諦めずに最後まで来ることができて、本当に良かったです。
2年前、眠気でぼーーっとしたまま完走し、眠気で感激も達成感もよくわからず、今年こそは達成感に浸ろうと思っていたのですが、2年前以上の眠気で、今年もボーっとしたゴールでした。
ゴール直後に写真を撮って、その写真が完走証に載るのですが、今年も棒立ちですね・・・・・・

軽い食事をいただき、迷路の様なホテル内を移動して風呂へ。
風呂の中でもウトウト。いかん、泳げない俺は風呂で溺れる・・・と予約したのに結局ちょっとしか寝ることができなくなってしまった、部屋に戻り、即就寝でした。

今回も長い長い、佐渡一周でした。


今年も「オマケ編」へつづく。


【Cyber-shot DSC-RX100M2】


佐渡一周EJ その4 [フォトラン]

その1はこちらから → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-29

120km~
次第に明けていく空を見ながら、たらたらと進んでいた。走りたいが足が動かず。眠気も次第に強くなってくる。あと少しでエイドだ。エイドに着いたら寝よう・・・と、とにかく前に進む。

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127.6km 多田エイド手前で日の出。
疲労ですっかりエイド到着写真を撮り忘れたので、正確な時間はわからないが、到着したのは午前6時頃のことだと思う。あとで時間を確認するためにデジカメを時刻合わせしておいて要所で撮っています。
食べ物をいただいて、ううう、少し横になりたい・・・と、多田海浜公園の駐車場あたりで(車の通らないところです)シューズを脱いで、アスファルトの上にあおむけに転がる。そのまま就寝・・・・・・
ちなみに多田は「ただ」ではなく「おおだ」
気が付いたら1時間程経過していた。
日もほんの少し高くなり、日差しの暑さで目を覚ました感じ。

目が覚めたので再出発。

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エイドで足を休めたおかげで、またゆっくりとだけど走れるようになった。どこまでもつかわからないけど、いけるところまでは走りたい。先回の経験から、この時間ならもう残り全部歩いても制限時間内にゴールにたどり着けるが、できれば朝まで歩くという事態にはなりたくない。

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雨だった初日と違い、予報通り朝からいい天気。晴れているが、暑いという程でもなく走るのには丁度いいかも。

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赤泊港では、大漁旗をなびかせた漁船が停泊していた。
しばらく走っていると、後方から先ほどの漁船が海上から追い抜いて行く。そしてまた海の向こうから戻ってきた。観光用だろうか?

エイドから10km程はどうにか走ったが、やはり足の痛みからトボトボと歩く。

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沖に直江津港と小木港を結ぶ高速カーフェリー「あかね」が走っているのが見える。
ああ、そういえば2年前はこうしている時に前任のフェリー「こがね丸」が入港してくるのを見ていたなぁ。ということは、夜通し走って2年前より先行していたけど、いよいよ追いつかれただろうか。だいぶ歩いているからなぁ。

赤泊から小木はアップダウンはさほどないものの、なにげに長い。いや、10kmちょっとなので、普段ならそんなに遠くないのだけど、今のペースでは10kmもなかなか進まない。ここまでのペースもだいたい30km毎にあるエイドの間が6時間くらいだから、とんでもなくのんびりしたペースだ。

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小木港に着いたが「あかね」ちゃんはすでに、ふたたび直江津港に向かって出港してしまった。2年前とダイヤが同じなら、2年前より遅くなったってことか。
次のエイドまでの時間を計算しても、やはりこの辺で並んだ気がする。もうほとんど歩いている。

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ターミナルでトイレを借り、腹が減ってきて次のエイドまで空腹に耐えられそうになかったので、売店でカレーを注文。

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小木といえば「たらい舟」か?ここには体験できるようになっている。今回乗ろうと思っていたんだけど、「あかね」ちゃんを見て、今乗ってしまうと「あかね」ちゃんに乗って佐渡に来る時の目的を失ってしまうかも、と今回はお預けにすることに。

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小木港から次のエイドまでは、急坂がつづく。
ゆっくり歩いていると、後続のランナーに「足やっちゃった?」と声をかけられる。どうやら傍から見ても俺の脚は調子が悪いようだ。
まぁ時間あるのでこのままゴールまで行きますよーと答える。
足の調子は悪いが、全然やめるつもりなんてなかった。それにエイドで休めばまた走れるかもしれない。先回は、次のエイドから先は結構走ったしな。

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156km程にある「千石船博物館」有料施設だけど、正面の扉があいていて、このくらいは復元された千石船を見ることができる。

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宿根木に入った。迷路状の古い町並み。「十王坂」を降りる手前の観光地図で、あらかじめ最短で抜けられる道を見つけておき、早々に抜ける。
ゆっくり見られるもんならゆっくり見たいんだけどねぇ。宿根木。

宿根木を抜けたところにも「たらい舟」があった。
こちらなら待ち時間もなく乗ることが出来そうな感じ。

宿根木からもアップダウンはつづく。
あー、もう坂はいっぱいいっぱいだって・・・・・・先回は走ってたからそんなに遠く感じなかったが、やけに遠く感じるな。

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「長者ヶ橋」の上から深浦を見下ろす。
天気は良かったけれど、雲が多かったおかげで、前は青々として見えた深浦だったけど、今年はきれいに見えないなー。

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14:40 第4エイド159.8km 深浦展望台に到着。
ふたたび眠気に襲われ、到着と同時にバックパックを下ろしてベンチに転がる。一瞬寝た気がする。気が付くと蚊が飛んでいる。払って体を起こすと大量の蚊が飛んでいる。すでに足がかゆい。やべ。

エイドでちょこっと食べて、あまりに蚊が多いのでとっとと出発することにする。
ここが最後のエイド。ゴールまでフルマラソンちょっと。さて、どこまで走れるかな。


その5につづく。

その5 → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-06


【Cyber-shot DSC-RX100M2】


佐渡一周EJ その3 [フォトラン]

その1はこちらから → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-09-29

60km~
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佐渡の北端を折り返し、今度は内海府海岸を両津の町に向かって走っていくことになります。
エイドでの補給と休息が効いて、ちょっとペースアップ。できるだけ明るいうちに両津近くまで行きたいので、せっせと走ります。

海の向こうに小佐渡の北端が見えてきました。あそこまで40kmくらいか。

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雨はすっかり予報通りに上がりましたが、晴れるというよりは曇天ですね。あいかわらずちょっと蒸し暑いくらい。ペラペラウインドブレーカーと、アームカバーで温度調整。

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浦川で日没を迎える。
う~ん、2年前に参加した時も、このあたりで日没だった気がする。ということは両津着は・・・・・・

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陽が暮れたので、ヘッドライト装着です。
今年は星空が拝めないかと思いましたが、雲の切れ間に星が見えてきました。快晴は無理でも星が見えるならいいかな。
先回とほとんど同じペースで進んでいるとして、夜はどうしようかなどと、これからの行動を考えながら走る。

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暗くなった両津の町を行く。さすがに90kmを走ると疲労が強く、足に痛みも出てきたので、ここで無理をしてもしょうがないと、トボトボと歩く。
目指す第3エイドは、地図だと両津港の近くだが、実際には両津の町を通り過ぎたあたりにある。この辺も迷いやすいけど、おおざっぱに道路を見てまっすぐだなと思う方に進めば問題なし。何か所か赤色点滅灯が付いた矢印案内がある。
知らないと「もしかして通り過ぎた?」と不安になるくらい町外れにある。

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21:03 第3エイド93.3km 「寿月館」に到着。

ここは仮眠所になっていて、事前に予約すれば入浴と相部屋での雑魚寝が可能。俺は今回も予約してなかったので、食事のみ。おなじみの弁当セットと受け取り、トン汁をいただく。仮眠は予約してないけど、ちょっと長めに休憩。雨で湿った靴下を履き替える。
2年前はここで2時間程寝られたのだけど、今回はどうしようかな・・・と弁当を食べ、スマホでネットをチェックしている間に寝落ちした。気が付いたら30分ほど経過していた。
さてと、目覚めてしまうと寝れないんだよなぁ・・・ちょっと仮眠にも短すぎるけど、頭は冴えている。足の痛みも引いたようだ。
じゃあ、行くか。

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夜は満天の星空でした。やはりうっすらと雲がかかっているのか、2年前のような無数の星がまたたく夜空というわけにはいきませんでしたが、新潟市民からすると、沢山見えます。

先回は、わざわざミニ三脚まで持ってきていながら撮影しなかったのを後悔したので、今回はあちこちカメラを置いて撮ってみました。今回は三脚ない上に、これまで星空撮影には使ったことのないコンパクトデジカメなので、かなり試行錯誤しましたが。

椎泊、両尾のあたりだと思います。

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やっぱりどうもピントを追い込みきれず。
下に並ぶ光は、両津湾越しに見える対岸の明かりです。さっき走ってきたところですね。

立ち止まりながら星空を撮っていると、後続のランナーが追い抜いていきます。きっと「なにやってるんだろう?」と思われたことでしょう。俺には走るのも大事だけど、写真を撮るのも大事なので。

木々の向こうになんだか明るい光が見えるなと思ったら、昇りはじめたばかりの大きな半月でした。
何か建物の照明かと思うくらいに明るかった。今回、星空がそんなでもないのは、もしかしたら月明かりのせいかもしれませんね。

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月が海を照らす。
走行距離は100kmを超える。
先回は、仮眠所でちょっと寝てきたのに、再出発してから眠くて仕方なく途中のバス停で寝たりしたのだけど、今回は眠気もなく、凍えるような寒さも感じない。保温を重視して着てきたアンダーのおかげか、単純に気温が高いのかわかりませんが、せっせと進んでいました。
しかし、やはり眠気が出てきて、途中で見かけたランナーがしていたように、道端で壁に寄りかかって寝る。寒くなかったので、風を避ける場所もいらない感じなのは助かりましたね。
気が付くと30分くらい経っていた。トータルで1時間の睡眠。また眠くなったらこんな感じで進めばいいか。

走ったり歩いたりしながら進む。両足の足首から先あたりからが痛む。かかとは平気。

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「赤玉トンネル」まできました。
他のランナーにとってはただのトンネルでしょうが、2年前に出た時にここで日の出を迎えたので、記憶に残っている場所です。まだ日の出まで2時間ほどある。両津までは先回と同じペースだったけれど、睡眠時間が少ない分、先回より早く進むようになった。

暗い中、海に岩が立っているのが見え、この岩と太陽で絵になるんだけどなぁと思うけど、ここで日の出を待つのもなんなので、とりあえず進む。先回は眠気でフラフラし、気が付くとガードレールに当る寸前・・・なんてあぶないことをしていたけど、なんとか眠気は耐えられる。
次のエイドでちょっと寝ようかな・・・と思いながら、前に進む。
ペースはもう早くはない。疲労と足の痛みで、歩いたり走ったり。

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徐々に、空が明るくなってきた。初日は雨予報だったが2日目からは雨の心配はしなくて良さそうだった。
海も穏やかだ。

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対岸に西蒲三山(角田山・多宝山・弥彦山)が見えてきた。
時折、角田灯台の灯りが光るのが見える。

120kmは通過した。さて、2日目が始まる。

その4につづく。

その4 → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04

【Cyber-shot DSC-RX100M2】


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