10年ぶりの鉄路

正確には11年くらいかもしれませんが。きりのいいところで。
これまで車で移動していた北紀行でしたが、日程、体力的なことを考えて、今後は鉄道を利用することにしました。

新潟発特急「いなほ」
しばらく乗らない間に、ずいぶん鮮やかなデザインに変わりました。
10年はしばらくとは言わないかもしれませんが。

旅や遠征は基本車中泊な俺ですので、こうして鉄路を利用しての移動は久しぶりなことです。「電車でGo」（電車で移動し到着駅から自分の足で走って帰ってくることの「チームつるかめ」内での通称）は何度かありましたけど。
青い切符はなんだか特別な感じがします。

10年ぶりの鉄路ですから、車窓からの風景を楽しみにしていたのですが、生憎とこの日は雨でした。見たいものは見えず。
車窓からの眺めも10年という歳月を経ても、田舎to田舎の路線のために、目新しい風景はほぼなく、一番驚いたのは高速道路くらいなもんでした。今では当たり前に使っている村上あたりの高速道路ですが、以前、電車移動していた時にはなかったものなので。

鳥海山を見るのが好きでした。見えずに残念。
山登りを始める前から鳥海山に登ってみたいと思ったのは、この通い慣れた旅路でのこと。いまだにその頂に立てていませんが。以前は登ってみたいけど俺には無理だろうなと思っていましたが、山を登るようになった今、ちょっとはその頂に近づけた気分にはなっています。
うまく休日と天候が合えば、行ってきたいですね。

新潟から3時間半くらいでしょうか。「いなほ」の終着駅に着きました。

乗り換え時間に余裕があったので、一旦改札を出て散策。以前はずっと改修工事中だった気がする駅の構内ですが、沢山のお店が開いていて、ずいぶん明るくなった印象を受けました。

ここから特急「つがる」に乗り換えです。以前は「かもしか」でしたが変わったようです。
そもそも10年の間にだいぶ改正されてしまい、以前は直通の特急もあったりしたのですが、すっかりなくなってしまいました。運行されている時間はほとんど変わっていないと思いましたが。

ずいぶん洒落た色合いに新幹線かと思いました。よく見ると「いなほ」の同型っぽい顔立ちをしていますが、乗り込んでみたところ「いなほ」より年季が入っていたので、今の「いなほ」の前の型とかそんな感じなのかもしれません。

「つがる」からの車窓も生憎の空模様。
幸いなことに雨は上がったようでしたが。

青森に向かう「つがる」を見送ります。

こうして駅に降り立つのは10年ぶりのことです。
冬の間にイルミネーションと一緒に駅前のハチ公像を撮りに来てブログに載せたこともありますが。

車を運転すると8時間（下道オンリーで）かかる道のりを、運賃がかかるとはいえ座っているだけで移動できるというのは、やはり便利なもんです。ガソリン代等々を考えると、意外とその差は大きくはないので、素直に電車移動もいいのかもしれません。

ここでちょっと時が流れます。

帰りはだいぶ南の駅からふたたび鉄路へ。「いなほ」がホームに入ってきました。

帰りは鳥海山も見えました。水の張られた田んぼに映る逆さ鳥海山。

以前は毎回買って車内で食べていた大館駅前「花善」の「鶏めし弁当」が今回の夕飯。ご飯ぎっしりで相変わらずの旨さでした。比内地鶏を使った数百円高い高級版もあるので、いつか余裕のある時にそちらも食べてみたいですね。

新潟駅に到着。だいぶ南まで送ってもらったおかげで、あっという間の到着でした。
なんで10年ぶりに鉄旅を始めたのか、年内にはお話しできる予定です。

【NEX-7】+
　【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】

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