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新潟シティマラソン その2 [フォトラン]

「新潟シティマラソン」後編です。
前回は → http://hasekururu6th.blog.so-net.ne.jp/2017-10-18

最大の難所と思われる「新潟みなとトンネル」を抜け、42.195kmも半分を走り切る頃、4時間のペースランナーに抜かれました。前半は流れに乗って走ってきましたが、はたして後半は・・・・・・

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シーサイドを行く。
先回大会まではシーサイドのストレートが約25kmあり、フルの半分以上を占めていたため、シティマラソンじゃなくてシーサイドマラソンだろ!?と思っていました。そして風景の変化に乏しいシーサイドを延々と走らされることから「地獄のシーサイドストレート」などと呼んでいましたが、「新ガタ」になって11kmに短縮。半分以下になりました。

前半は余裕を感じながら走っていましたが、4時間ペースランナーに抜かれた後から自分でわかるほどに減速してしまいました。加速したいけどできないというか。やはり全然走りこめておらずフルを走り切るには足も体力も足りないのでしょう。
う~ん、現状、俺が走れるのはハーフが限界なのか。じつは今回は無理とか言いつつ内心ではサブ4狙ってたんですが。まぁほら高い目標を脳内設定しておくのはメンタル的にも大事ですよ。きっと。
ここでなんか元気の出るジェルなんかがあれば良かったのかもしれませんが、最近、大会では俺は手ぶらでエイドの補給のみです。今回、なにか持とうかと思ったのですが「浦佐」を手ぶらで走っておいてシティで何か持つこともないよなぁ・・・と結局、手ぶらスタート。なんかもうフルくらいは手ぶらになりそうです。
「4時間」の頭に付いた風船が、あっという間に遠ざかって行ってしまいました。

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関屋分水まできました。すっかり余裕なんてなくなり、きついなぁと思いながら走っていました。まだペースとしては6分台にとどめていましたが。
この先の折り返しからの復路の方に「30km」の距離表示が見えました。そこまで行けば残り12kmしかないぞ!
そう思いつつ、この辺りから写真が激減します。撮っている余裕なし。

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青山海岸の折り返し。
関屋分水から青山海岸までは緩い下りなので、どうにかペース維持。下を向いて走っていたら復路側からRieさんに声を掛けられる。おっと、下を向いて走っている場合じゃない。

折り返し地点手前でスタッフの女の子に「つるかめファイト!」と声をかけてもらう。たぶん「つるかめ」の関係者ではない。「チームつるかめ」を知っているかも怪しい。なんだけど今回は「つるかめTシャツ」を着ていたために、コース上で何度も沿道の方から声をかけてもらった。それがとてもありがたかった。

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関屋分水まで戻ってきて30km地点を通過。ここからは信濃川の堤防上を行く。
晴れて暑くなりそうな天気予報だったけど、雲が厚くて太陽光を遮ってくれるし、風も涼しくて走りやすくて助かったなーと思っていたけど、他のランナーの感想を見ると「暑い」という意見が多いようで、足を攣る人が続出していたらしい。確かに立ち止まっている人が多かった気はするけど。
暑さは感じていなかったけど、気温も高いし発汗量は多くなっているに違いないと考え、エイドに経口補水液の「OS-1」が置かれている時には、必ず摂るようにした。

エイドはとても充実していたと思う。「OS-1」もありがたかったし、水とスポーツドリンクが豊富にあった。以前は給水所に行っても水がないなんてこともあったけど、これは俺の走るペースが上がったことで、まだ給水所に水が残っている時間帯に行けるようになったこともあると思うので、制限時間が7時間まで延びた今回大会。終盤まであったかは不明。
給食もバナナは腹が減る度にいただいたし、キュウリの漬物もおいしかった。あとどこかで梨も食べたけどあれはうまかったなー。ヤマザキの「ポッポ焼き風蒸しパン」は食べられないと思いましたが。ウルトラだったら食べていたと思うんですが、フル走っている時は喉に張り付きそうで無理です。

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信濃川の対岸の堤防にもランナーが見える。今頃あっちを走っているのはサブ3くらいのランナーじゃないかな。
30kmを過ぎてからは、やっとやっとで進んでいる感じで、サブ4どころかどれくらいのタイムで完走できそうかの想像もできない。

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そういえば見ていないなぁ、今回はどこにいるんだろう?と思っていたら、「この先 高橋尚子さん ハイタッチしてます!」看板登場。
日差しへの配慮もあったと思うのですが、まさかQちゃん、平成大橋の下にいるとは・・・!!
無事にQちゃんとのハイタッチもでき、これで元気回復!と思ったが、すぐに堤防に上がる坂で減速・・・・・・

関屋分水から「ふるさと村」までの堤防上、細かく堤防を上がったり降りたりさせられるのが、非常にしんどい。足をすでに使い切っている俺にはなおさら。「新ガタ」コースの難所をあげるとしたら「みなとトンネル」と、この堤防上の2カ所かなーと思います。あとは比較的走りやすいのではないかと思うんですが。広い、狭いはあまり気にならなかったので。

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「ふるさと村」付近まで行くのは事前に知っていたけど、足がかなり辛くて、どうにか走っているという感じ。堤防の下の復路にRieさんの姿が見えたが、声援を送る余力なし。

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やっとたどり着いた「ふるさと村」折り返し。
あー、なんかもう限界かも。と感じ始める。だけどもう10kmもないんだよな。それならやめるという選択肢なんてサラサラないよなぁ。
もう重い体を引きずりながらどうにか進んでいるという感覚。歩こうかなぁと思えてくるけど、ここまできて歩いたらウルトラランナーとして納得いかん!という気持ちだけ。まぁ、実際にはウルトラマラソンを走っている時なら、この区間は歩きを入れようとか言って歩いたりするので、ウルトラランナーだからってフルは歩かないという理屈はおかしかったりするんですが。

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平成大橋歩道。
ここが交通規制なしで歩道がコースと知った時は、1万人規模の大会で、こんなに狭いところ大丈夫か?と思いましたが、ここまで来るとだいぶランナーの間隔も広がっているので、問題はなかったように思います。
にしても橋は坂がつらい。
平成大橋に戻ってきた時、まだQちゃんがハイタッチしていたので、Qちゃんを2回見られたのは、なんだか得した気分だった。復路ではハイタッチできないけど。

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平成大橋を渡り、信濃川右岸堤防に入ってからゴールまでは、実は俺がいつも走っているコースのひとつなのです。
いつも走っている場所を1万円はらって走るという・・・・・・
考えようによっては、いつも走っている場所がマラソン大会のコースになるなんて贅沢な悩みですが。

もう身体はまったく余力なし。この場所をこんなボロボロで走ることになるとはなぁ。走っているのかどうかも怪しい気分。一応GPSの1kmのラップタイムは、自分がかろうじて走っているということを伝えてくれている。歩きてぇ・・・でももう残り5kmだぞ、走るしかないろ?

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どうにか、ふたたび「新潟島」に戻ってきました。
もういっぱいいっぱいでした。ああ、なんか今回はしんどさでゴールに付いたら涙出そう、なんて思いながら。ゆっくりゆっくりズルズルと進む。
そんな時、沿道になんか見たことある顔が。
「haseさーん!」
「つるかめ」きら子さんが沿道に立っていてくれました。「もう行ったかとおもったー」きら子さんは「応援Navi」というアプリでランナーの位置を把握して応援していたと思いますが、アレってランナーの現在位置を示しているわけでなくて各ポイントの通過タイムから予測して位置を出しているんですよね。なので機械の予測としては俺のペースダウンまでは入っていませんから、すでに通過したという感じになっていたようです。ランナー全員に事前にGPSでも配れば正確な現在地を把握できるんでしょうけど、お金かかりそうですね。
もう立ち止まる余裕はないので、手だけ振って進みます。もうだめだーと思っていたけど、ちょっと気持ちが軽くなりました。
それでもどうにか走っているという感覚で「あと2km」とか「あと1km」の表示を見ても、全然進める気がしていなかったのですが、陸上競技場が近づくと、すでにファンランを走り終えた芋姉さんが沿道で待っていてくれたり、その先にも知り合いのランナーが沿道にいて、声をかけてくれたりで、気持ちが軽くなりました。ありがとう。

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ゴール会場の陸上競技場に着きました。
「いつもの場所」に「つるかめ応援団」がいてくれました。ハイタッチして競技場内に駆け込み・・・たかったのですが、そんな余力はまったくなく。

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トラックにフィニッシュゲートが見えました。

今回は本当に、本当に、本当に長い42.195kmだった・・・・・・
どうにかたどり着いた。

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4時間19分でゴール。
サブ4はさすがに届かなかったものの、今の体調と練習量でこのタイムなら、タイムだけみればよくやった方かなと思いますが、今回は序盤で飛ばし過ぎないようにしようと思っていたにも関わらず、今年も前半で飛ばし過ぎ後半で潰れるケース。もっとペース・体力配分をできるようにならないと。ウルトラだと出来るんだけどなぁ・・・・・・
しかしハーフまでなら以前のように走れることがわかったのは収穫でした。
足、やっと治ったかも。

暑くない、と感じていたのですが、ゴール後から熱中症気味に頭がガンガン。顔が火照って肌は日焼けと、やはり暑い環境だったのだと、気づかされました。
大幅リニューアルの「新ガタ」新潟マラソン、今回の結果を受けて来年がどうなるのかわかりませんが、俺が出るとしたら、また2年後です。

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新潟マラソンが終わったら、「チームつるかめ」恒例の「安兵衛」での打ち上げ!

ランナーも応援団もみんなお疲れさまでした!

【OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough】


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